木は生きている。
解体された家の柱。使われなくなった倉庫の床板。
かつて誰かの暮らしを支えていた木材たちは、静かに新しい旅の準備をしていました。
keyfactorは、そんな“記憶のある木”に、もう一度命を吹き込むクラフトブランドです。
「滑る」「暮らす」「つながる」——
魂で削り、静かに語るプロダクトたち。
不完全だからこそ、美しい。それが、私たちの信じるかたちです。
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起点は一本のスケートデッキ
始まりは、自分のために作ったスケートデッキ。
廃材や倒木、解体現場で見つけた材を手に取り、
ひとつひとつの癖と語り合いながら、手で削り、板に仕上げていく。
削っては乗り、壊れては直し、やがて誰かに頼まれるようになりました。
雪に乗り、波に乗り、板に乗る。
その先にある“自然との一体感”。
私たちが作るのは、ただの道具ではなく、その体験そのものです。
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keyfactorが大切にしていること
◉ 素材に耳を傾ける
古材や天然素材には、それぞれの歴史と個性があります。
私たちはその声に耳を傾けながら、手で、時間をかけて形にします。
◉ 不完全を美とする
節、割れ、歪み。完璧ではないからこそ生まれる個性と味わい。
世界にひとつの存在として、価値を宿します。
◉ 静かなる日本らしさ
侘び寂び、余白、手間。
主張しすぎず、でも深い——
静かなる日本の美意識を、プロダクトに込めています。
◉ “滑る”だけじゃないモノづくり
私たちのクラフトは、スケートやサーフの板だけにとどまりません。
木が語る声を聞いて、家具や器、アートピースへと形を変えていきます。
◉ 繋がりと旅
木の旅、作り手と使い手の旅。
そして、そこに生まれる物語やコミュニティ。
すべてが、ひとつの繋がりとして、ゆるやかに続いていくことを願っています。
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From Ishikawa, Japan
Reclaimed. Imperfect. Connected.
これからも、keyfactorは木と人との新しい物語を、静かに、丁寧に削り出していきます。